ONE PLUS ONE 1+1 conference _2012
2022.08.27
ONE PLUS ONE 1+1 conference 
 

大切なことはいつも
遊びの場から学んできた


お洒落して遊びに行くならどんな場所? セレクトショップ主催のラウンジパーティー「ONE PLUS ONE(1+1)」に、"お洒落して学べる場"というコンセプトが加わりました。例えるならマイケル・サンデル教授の『Justice』や『TED』、ここ広島でも教育系NPOや様々な分野のワークショップなど、生涯学習をキーワードとした場が定着。"学びの場を楽しくする"という価値観が浸透しつつあります。

それらを肯定しながらも、ある日、私たちなりの気づきがありました。「今まで学んできたことは、学びの場からだけではない。大切なことはむしろ、遊びの場から学んできた」。"楽しむ場のなかで学ぶ"あたり前のようで辺りにない、企画の意図は逆転の発想です。パーティー前半の講座では、ライフスタイリングをキーワードを軸に"本質""選択""発信"といったテーマをもとに展開。ドリンクを手に、着席立席問わず自由なフォームで。後半は食や音楽とともに交流の時間を楽しみました。

和の伝統とモダンな上質
歴史的建築「三瀧荘」にて


会場は、広島屈指の歴史的建築「三瀧荘」。昭和初期に建てられた和洋折衷の豪邸。原爆の焼失を逃れ、今も当時のままの建築、日本庭園を守りながら洗練を重ね、国内外の要人たちに愛され続けています。一般参加者を対象に窓口の開かれたイベントの開催は今回が初の試みとなりました。


パーティー会場を中心に、バーラウンジ、庭園を解放。様々な趣きとともに感じる確かな和の品格。地産地消の多彩な食事をはじめ、広島の地酒ベースのカクテルなどのドリンクもフリーで提供。パーティーにおけるロケーションの大切さは言うまでもなく、食のレベルもお墨付きの内容です。 
  
 


地方からの発信
リラックスしたポーズで


前半は、スタイリスト・祐真朋樹氏、DJ・沖野修也氏による「ライフスタイリング講座」を展開。国際的なフィールドで活躍するお二人ですが、地方都市での講座開催は初。お互い京都出身なだけに、伝統的な和の空間としっくりなじみつつ、リラックスしたポーズでトークは続いていきます。


会場レイアウトや照明のムードを一転して、後半はDJ・沖野氏の音楽を中心としたパーティー。来場者は30代を中心に、20代から60代まで。学生から社会人、職種も企業経営、教育など幅広く、クラブでのイベントや一般的な異業種交流会などでは見られないミックス感が生まれていました。


ピークタイムには祐真氏の審美眼による、ベストスタイリング賞を発表。男女ともに、納得の着こなし。特に男性は20代前半の若手が抜擢され印象的でした。副賞の景品に加え、受賞者はこの夜の打ち上げ現場にエスコートという特典も。その模様は『UOMO』2012年12月号に掲載されました。






個性と抜け感に
プラス遊び心を


このパーティーは「三瀧荘」という伝統的な場を舞台にしながら、あえてフォーマルを崩したりドレスダウンしたりという遊び方を狙っていました。その点では男性に比べ、女性は若干地味な印象でした。フォーマルなパーティドレスでまとめられた方が多かったので、もう少しカジュアルミックスするなど、抜け感を見てみたかった。色調的には華やかさが目立ち良かったと思います。また、世代を超えて上品で美しい方が多かったです。パーティーに華を添えていただきました。


一方男性は、それぞれの個性の引き立たせ方が面白かった。フォーマルにストリート感を加えたミックススタイルなど、スニーカー不可というドレスコードにも関わらず、上手くカジュアルさを組み合わせた着こなしが多く、パーティーの意図を理解いただき嬉しかったです。


広島らしい
学びのセッション


スタイリスト・祐真朋樹、DJ・沖野修也。ジャンルは違えど”選択”と”発信”を生業に活躍するお二人が、ライフスタリング講座の講師。職業上のキャリアはもちろんですが、広島と同じく、国際的に知られる地方都市・京都出身というお二人の経緯も、講師を依頼した理由です。ONE PLUS ONE(1+1)の基幹には「地方都市からの発信」というテーマがあります。商品や情報の”本質”を見抜く、そして”選択”すること大切さ。スタイリスト、DJの視点から見た具体的なエピソードからディテールを掘り下げ、生活全般に活かせるヒントやアイデアに。


その結果として、個々の思想の深まりや、街の文化的な発信力、お金や情報の健全な流通などに繫がってほしいという思いからです。今暮らしている街の可能性を信じる。願いにもにた思いですが、こういった場をセットできるのは、現代の日本の地方都市・今の広島だからこそ。多様性と同時に既成の縛りが乱立する、例えば東京では実現しにくい内容なのです。これは講師のお二人にとっても初めての試みでした。90分という短い時間のなかにも、今のスタンスにいたる経験・経緯、不安、確信・自信の意味など、強いメッセージが込められました。



ONE PLUS ONE 1+1 conference 2012.10.26
OVERVIEW 美しい日本庭園を含む歴史的建築に限定100名の参加者を迎えて幕を開け。地産地消の食事、地酒カクテルなどを取り揃え、和の品格とともにおもてなし。ゲスト講師によるトークセッション、ラウンジミュージックに特化したDJブーズ、スタイリングコンテストなど、その後の基調となる“社交場”スタイルが確立される。
Limited to 100 participants, the event kicked off in a historic building, including a beautiful Japanese garden. We serve local food for local consumption, cocktails made with local sake, and more, providing hospitality with Japanese dignity. A “social gathering” style was established, which was to be the keynote after that, such as talk sessions by guest instructors, DJ booths specializing in lounge music, and styling contests.
GUEST SPEAKER SUKEZANE Tomoki(Stylist)
OKINO Shuya(DJ)
PLACE MITAKI-SO
PRODUCE BY ONE PLUS ONE Co., Ltd.
OTHER EVENT
MORE